DOOMがプレイできる意外なデバイス#10

投稿者: Parker Wilhelm

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「これで『DOOM』をプレイできるかな?」というのは、あらゆる画面付きのハードウェアを指してプログラマーが言う定番のジョークですが、それにはきちんとした理由があります。初代『DOOM』がシェアウェア時代に人気の頂点を誇っていたころ、ソフトウェアの互換性が非常に高いことで知られていました。そしてそれは「どれだけ多くのデバイスでプレイできるか」というファンたちの挑戦意欲を掻き立てることになったのです… 例えそれがどんなに非実用的で無茶なデバイスであっても。

中にはFPSのプレイに適しているとは言い難いデバイスもありましたが、こういった大胆かつ斬新なエンジニアリングの結晶は称賛に値するものです。なんといっても『DOOM』をプレイできるのですから。

古くなったジャガイモ

DE IRD Potatoes in-body

旧式で低スペックのPCのことをポテトとも言いますが、今回ご紹介するのは本当に食べられるジャガイモの方です。そう、土の中から採れる野菜のジャガイモです。

YouTuberのEqualoは、恒例の「これで『DOOM』をプレイできるかな?」というチャレンジに違った方向から取り組みました。『DOOM』をプレイするデバイスを改造する代わりに、Equaloはジャガイモで発生させた電力だけで『DOOM』をプレイできるかどうか挑戦したのです。正確に言うなら「これで『DOOM』に電力を供給できるかな?」チャレンジですね。

懐かしい小学校の理科の実験を思い出してみましょう。まず、ジャガイモに亜鉛めっき釘と銅貨を差し込んでリード線で繋ぎます。釘に含まれる亜鉛がジャガイモのリン酸と反応すると、ジャガイモに含まれるカリウムからエネルギーが発生し、銅貨に含まれる銅を伝わることで電力が発生します。これがジャガイモ電池の仕組みです。

Equaloがジャガイモの電力で『DOOM』のプレイに成功するまでの過程を記録した動画は一見の価値ありです。何百個もの切ったジャガイモを繋ぎ合わせ、それに接続したグラフ電卓で初代『DOOM』をプレイすることに成功したのです。

ただし、成功には代償も付き物です。Equaloは大量の腐ったジャガイモに囲まれながら、悪臭の充満する締め切った部屋でジャガイモ電池を作る破目になりました。Equalo曰く、「ジャガイモが嫌いになりました。こんなことやる価値ありませんから、自分もやってみようだなんて思わないでくださいね」。

確かにEqualoの払った代償は大きいかもしれませんが、Slayers Clubの皆さんにとっては決して無駄ではない代償ですね。『DOOM』をプレイする未知の方法を新たに知ることができたのはもちろん、もしデーモンが地球を侵略してきて、もはやジャガイモしか残っていないという事態が起こったとしても、こうしてジャガイモを使ってゲームを遊べると分かっていれば、まだ安心できますからね。そういえば、ニョッキはジャガイモから作るんですって。

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