DOOMがプレイできる意外なデバイス#7

投稿者: Parker Wilhelm

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「これで『DOOM』をプレイできるかな?」というのは、あらゆる画面付きのハードウェアを指してプログラマーが言う定番のジョークですが、それにはきちんとした理由があります。

初代『DOOM』がシェアウェア時代に人気の頂点を誇っていたころ、ソフトウェアの互換性が非常に高いことで知られていました。そしてそれは「どれだけ多くのデバイスでプレイできるか」というファンたちの挑戦意欲を掻き立てることになったのです… 例えそれがどんなに無茶なデバイスであっても。

そうして、腕に覚えのあるプログラマーたちのちょっとしたノウハウと努力によって、『DOOM』の移植やエミュレートが数えきれないほどのデバイスで行われてきました。中にはFPSのプレイに適しているとは言い難いデバイスもありましたが、こういったエンジニアリング的なお遊びは称賛に値するものです。なんといっても『DOOM』をプレイできるのですから。

Playdate

『DOOM』のプレイ時間が1日を越えればプレイ日数(play date)になりますが、この記事で取り上げるのはそれとは別のPlaydateです。PlaydatePanicから発売された携帯ゲーム機で、必要最低限のデザインと白黒画面が特徴であり、さらに入力装置としてクランクが付いています。

DE IRD Playdate in-body

クランクとは、『DOOM』をプレイするには風変わりな入力装置ですが、画面とボタンのついたデバイスが登場したなら、それで初代『DOOM』をプレイしなくては損というものですね。そもそも“It Runs DOOM”の哲学においては、どんな風変わりなことも大した問題ではありません。

このPlaydateの開発者はNic Magnier。Keen Games(あの『Commander Keen』とは無関係です)でUI/UXデザイナーを務めています。Nicは自らも『DOOM』チャレンジャーの仲間入りをすべく、この黄色い小型ゲーム機でFPSをプレイ可能にしてしまいました。NicはTwitterにプレイ動画を投稿しています。さっそくチェックしましょう

そういえば、クランクにはどんな使い道があるのでしょうか? 当初Nicは、Playdate独自の要素であるクランクに『DOOM』の操作を割り当てていませんでしたが、ファンからの熱い要望に応じて、この可愛らしいクランクに本作ならではの凶悪な操作を割り当てました。クランクを回すとチェインガンが発射されるのです!

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